当院の入院について
診療体制
医師診療体制はチーム制をひいています。主治医名は明記しますが、毎日異なる病棟担当医師が入院診療や処置に当たります。病状説明など入院生活に関する事項などもその日の担当医が行います。
病棟・病室の移動
病棟・病室やベッドの配置については、患者さんの病状、治療上の都合等により決定します。ご移動をお願いする場合や、ご希望に添えない場合もありますが、ご理解ご協力お願いいたします。
氏名の確認
入院中は医療安全の観点から、何度も患者さんのお名前を確認します。患者さん自身にも何度もフルネームでお名前をお答えいただきますので、ご協力をお願いいたします。
転倒・転落の防止
院内での転倒防止のために、はきやすい靴を着用ください。また、転落防止・安全のために必要に応じて、行動制限をする場合があります。ご了承ください。
深部静脈血栓症予防
深部静脈血栓症(エコノミー症候群)は、足やからだの深い静脈に血栓ができた状態をいいます。血栓が血液で流されて、肺の血管につまる(肺血栓塞栓症)と重篤な症状を引き起こし、生命を脅かす危険性もあります。入院中は、ご自宅に比べてベッド上で過ごす時間が長いため、血栓ができやすい状態にあります。また体の炎症などがあると、より血栓症の危険性が高まります。当院では、患者さんの状態やリスクレベルに合わせて、血栓症予防をしています。
せん妄の予防と対策
「せん妄」とは、入院による急な環境の変化や脱水、感染、貧血、薬物など、からだに何らかの負担がかかったとき、一時的に意識が混乱する状態です。一見すると認知症と間違われやすいですが、全く異なる病気です。高齢の方や認知機能の低下がある方などは発症しやすいです。せん妄を予防するために、入院前の習慣を継続する、昼夜のめりはりをつけるなどの対策を行います。
患者さんへお願い
- 医療の提供は、患者さんと医療機関側の信頼関係に基づきます。少しでもご不明な点があれば、遠慮なくお申し出ください。
- セカンドオピニオンやご自身の都合による転院は患者さんの権利ですので、ご希望があれば遠慮なくお申し出ください。
- 皆様が快適に療養いただけるように、院内ルールを定めております。院内ルールをお守りいただけない場合は、退院して頂く場合があります。
- 当院が所有する建物を含む全ての備品については大切にお使いください。破損もしくは紛失した場合は、損害金の全額をお支払いいただきます。
- 当院は敷地内(駐車場含む)と病院建物内全てで喫煙と飲酒を禁止しています。
- 暴力、暴言、威嚇、器物破損、性的嫌がらせ、ストーカー行為等の迷惑行為があった時は、状況に応じて警察に通報させていただき、今後の診療をお断りさせていただきます。
- 入院中患者さんの車は原則当院敷地内へ駐車できませんが、一週間以内の短期入院の場合は、事前に医事課に申し出てください。「許可証」を発行させて頂きますので、車内で外から見える場所においてください。また、一週間を超えての駐車や事前に申し出のない車両についてはやむなくレッカー移動とさせて頂きます。その場合のかかった費用については請求させて頂きます。
- 多額な現金、貴重品、刃物等の危険物は原則院内へ持ち込まないでください。万が一紛失や盗難にあった場合は、当院では一切責任を負いかねます。
- 医療費の支払請求につきましては速やかにお支払いをお願いいたします。