療養型病棟

療養型病棟

療養型病棟のご案内

当院の療養型病床の理念

当院の療養型病棟では医療が必要な慢性期の患者さまに適正な医療をうけていただきつつ、患者さんご本人およびその家族のご希望にそった安心できる療養を行っていただくことを理念としております。

呼吸の管理

気管切開を受けていただいた患者様の治療において、人工呼吸器の必要性を評価しつつ、呼吸のリハビリを行います。また、将来的に気管切開にて呼吸管理を行うことが必要な患者さんに対しまして、人工呼吸器による補助の必要性を評価し、的確な時期に当院で気管切開を行うことができます。いずれも、患者様とご家族様とご相談のうえ治療方針を決定しております。

栄養の管理

経口摂取、経鼻胃管を使用した栄養、胃瘻を使用した栄養、中心静脈カテーテルを使用した完全静脈栄養いずれも行うことができます。患者様の状況にあわせ、経鼻胃管などの補助的な手段を用いつつ経口摂取の訓練を行います。また、経口摂取や消化管の機能にあわせ、必要と判断されれば胃瘻造設や中心静脈カテーテルの留置を新規に施行できます。

褥瘡の管理

コメディカルスタッフを中心として、圧迫される部位の観察、体位変換を中心とした褥瘡(とこずれ)の予防を常に心がけております。褥瘡の予防・観察・治療は褥瘡委員会のメンバーが責任を持って管理しています。 入院時すでに褥瘡を発症されている場合や、万が一入院中に褥瘡が発生した場合は外科医師が中心となり治療を行います。

感染の管理

療養型病床へご入院の患者様は健常な方と比べて感染のリスクが高い状態にある場合が多いです。 当院では、感染管理委員会を組織し、感染制御(感染を予防し、早期発見し、拡大を抑制する)を行っております。 特に、中心静脈カテーテルを使用した栄養を行う患者さんは感染の予防・管理が重要となります。* 当院では感染管理委員会に加え、カテーテルの管理を厳重にするために、医師・看護師を中心としたチームによるカテーテル留置部位を観察する回診を行っております。

療養病棟の概要(当院4階・5階 50床)

主な施設

  • 個室
  • 2人部屋〜4人部屋
  • 食堂
  • 浴室

療養病棟の入院費用

  • 当院の療養病棟はすべて医療療養病床となりますので、費用については医療保険の適用となります。
  • 予防接種費用など保険適用外の費用をご負担いただく場合があります。
    おむつ代は利用に応じて取扱い業者より別途請求になります。

療養病棟の生活

病室、トイレ、廊下は一般病棟よりゆったりとしており、日々の生活にゆとりをもって快適な生活が送れるよう配慮しております。広い食堂では食事はもちろん、皆様が楽しい一時を過ごせるよう看護職員による季節の行事やレクリエーション活動も行う予定です。